絵の具の特性

透明水彩絵の具の特性1ーSpecial Quality1

Cセルリアン ブルー(以後cerB),     D−ウインザーエメラルド(winE),
E−ベネシャン レッド(venR),       @-CerB+WinE+VenR、     A-winE+venR,  B-venR+cerB
@ABは混色、CDEは単色です。


絵の具を水に溶いて試験管に移し沈殿と分離する様子を調べます。
水に溶けた絵の具が再びその絵の具が固まることを沈殿、2色以上に分かれて固まることを分離とします。(厳密に言うと違うかもしれませんが、このホームページ上の簡略な表現としてごかんべんください。)

一日そのままにしておくと、(BとCの写真を参考)

CcerBは,みごとに沈殿したが分離はしない。
DwinEは,上部に透明なグリーンになり、底に白い分離がある。これはwinBは不透明色よりに作られているため白が混ざっているためと考えられる。
EvenRは、溶液はうすくなり下にvenRそのもの沈殿している、分離はない。。
AwinE+venRは底にwinEの白が分離、そのうえにvenRの沈殿、上澄みはwinEである。
BvenR+cerBは一番下にcerB、その上にvenRが沈殿している。
Bは三色混合で下にcerBその上に白その上にvenR,の沈殿、そして上澄みはwinEになる。
以上から、
cerBは、非常に沈殿しやすく(比重が)重い。
venRは沈殿しやすいがcerBより軽い。
winBは分離しやすく分離した白は重く、緑は極めて軽い。

透明水彩絵の具の特性2ーSpecial Quality2

(1)はイタリアのマイメリ社のドラゴンズブラッド(以後drB)、
(2)ローシエンナ(raS)、
(3)ゴールドオーカー(goO)、
(4)マイメリ社のコバルトブルー(coB)、
(5)カドミウムオレンジ(caOR)、
(6)カドミウムレッド(caR)、


今回は、すべて単色での実験です。
主に沈殿しやすいかどうかと、色が分離するかどうかを調べます。
今回の6色は沈殿しにくい色でしたので3日後に状態を見ました。
(1)drB-沈殿多く分離はなし。
(2)raS-沈殿少なめで、白の分離が多い。
(3)goO-沈殿多く、少し白が分離していた。
(4)coB−沈殿多く少し白が分離していた。
(5)caOR-沈殿多く、分離はなし
(6)caR-沈殿多く、分離はなし



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